8月の伊豆ツーリングで、他のバイクと一緒に走って感じたのは、MotoGuzziって倒し込みがすっごく早いんだな、ってこと。
一人で走ってるより、前を走るバイクと比べるとよく分かります
前を走るのは、CB1000、CB1300、CB1300の3台。
大型の中でも大柄で、水冷DOHCの重たいエンジンヘッドを持つ重心の高いBig-1達。
後ろから見てると、ヨイショって感じで倒し込みのきっかけを作ってます
それに比べると、V7はヒラヒラっと傾けられます。ほんのちょっと肩から上体を内側に入れるだけ。すると勢いよく車体は傾きます。
後ろを走っていたKawasaki二気筒250ccの彼女からも
「ひらひらしてましたね、コーナー速いですね」と言われました
V7はOHV二気筒なので、カムシャフトはクランクのすぐ上にあり、ヘッド部にはプラグ、バルブとロッカー機構などが主な構造物で、重心がとても低い構造になっております。
だが何よりも、縦置きと横置きエンジンの違いということを感じました。
回転物にはジャイロ効果が働きます。二輪車が倒れずに走るのも、前後の車輪の回転によるジャイロ効果です。 クランク軸が車輪と同じ横方向に回転している横置きエンジンのバイクでは、エンジンのジャイロ効果も加わります。 マルチシリンダーの大型バイクほどその効果も大きくなります。
縦置きエンジンにはアクセルのOnOff時に横方向のモーメントは加わるものの、車体を直立させる方向でのジャイロ効果は生じません。このためか、V7の倒し込みはめっちゃ軽い。
この為か、コーナリングが楽しくてなりません。
大排気量横置きインラインフォーの”どっこいしょ”感が全くなく、ひたすら軽快です。
反面、すり抜けでは気を遣います。
横置きエンジンだと、低速でふらついたら、アクセル吹かすだけで、ジャイロ効果で直立を保つ効果があります。
ところが縦置きだと、アクセル吹かすと車体が傾きます。
勿論、今のGuzzi V7では、停止中はともかく、ちょっとでも走ってる時にアクセルを開けても、右への傾きモーメントを実感することはありません。
ですが、一本橋のような低速での安定もまた、ないのです。
極低速でのすり抜けにはちょっと気を遣いますね。
しかし、それを上回るコーナーの楽しさが、Guzziにはあるのです。マスツーリングでそのことを実感しました。
万歳、Guzzi!
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